籠釣瓶花街酔醒  (かごつるべさとのえいざめ)

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深めに松の緑か 060.gif  (長唄 松の緑)



八橋が、次郎左衛門に愛想づかしをした後、部屋を出ようとしたときに、いきなり流れてきてびっくりしました。何か、急にここだけオペラな感じ。。。。(オペラチックというか・・・・笑)
私自身は、いきなり現実に引き戻されて悲しかった。(^^;


今月は、先代の二十三回忌追善公演ということで、十七代目にゆかりの演目が上演されました。次郎左衛門は、先代の当たり役だったそうです。

終わってみれば、本当に短くてあっという間のお芝居でした。
四幕まであったのですが、え? もう、最後・・・?って。

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一番の失敗は、私の視力が悪いことかも。(^^;

もう少し前の席で観たかったです。次郎左衛門の表情がわかるくらいの席がよかったな。なかなか表情がつかめなくて。それは八ッ橋もそうですね。一番最初の、花魁道中での微笑む玉三郎さんが見たかったのですが、うーん、目が悪いって、何て損なんだ!と思った。(涙)表情一つ一つ、細かいところも見たかったのですがこれは残念でした。うーん、本当に残念。
でも、江戸の空気というか、これは堪能させていただきました。やっぱり来てよかった、観られてよかった。。



栄之丞は、仁左衛門さんでした。
栄之丞、出番は少ないのですね。もう少し多いと思ってたので、なんかがっかりでした。
しゃべり方で、あー、若い男の人なんや、この人、ということに気がつき、・・・やっぱり芸の力って凄いです。。。。。二幕目第二 条栄之丞の浪宅前で部屋の中にT字型のものが置いてあったんですね。やけに前のほうに置いてあったので、なんやろう?あれ??と思ってたら、手ぬぐいをかけるところでした。湯屋帰りの栄之丞の手ぬぐいを、おばあさんが掛けてた。あのT字には、何か深い意味でもあるのかな、と思ってたので、ちょっと笑ってしまいました。(^^; この場面で、兵庫屋に向かうため(本当に八ッ橋が身請けをされるのか、問い詰めにいくため)着物を着替えるのですが、着替えた後の着物が素敵でした。(黒の角通し、というらしい。その上は黒羽織・紋入り)


自分の中で、お芝居が出来てしまってた作品だったので、差異が気になってしまいました。(以前、芸術劇場でも観たことあったから)「あ、思ってたのと違うー」という箇所が結構あったので自分で驚いてました。回数をこなせば、こういうのは無くなるのだと思いますが・・・・ちょっと落ち着かないような・・・気持ちでした。


皆、若いのですね。登場人物でも、主役の3人は若いのだと思う。
若さゆえ、融通が利かない、というか。
そんなところが、この悲劇につながるんでしょう。
わかってるはずなんだけど、わかってないとダメなんだけど、・・・・やっぱりわかってなかったね、というのは、3人ともに言えることですね。


五社監督の「陽輝楼」てご覧になりましたか?(池上季実子 主演)
(多分、この映画やったと思うんですけど、違ってたらごめんなさい)

自分を可愛がってくれてる堀川さん(ほーさま)の子供を身籠ってしまうのですが、実はそれはほーさまの子供ではないのです。皆に「言わなくていいから」と言われてるのに、桃若(池上季実子)は正直にほーさまに打ち明けてしまうんですね。「おなかの子は、ほーさまの子やないきっ」 そしたら、そのほーさまが「そんなことも、このわしが知らんとでも思とったのか!この堀川に恥をかかせおって!」と激怒されるんです。初めてみたときは、「ほーさまは何を怒ってるナリ?」と思ってわからなかったのですが(笑)、今はよくわかりますねぇ。。。。。
籠釣瓶を見てて、この話を思い出しました。
今度、「新参者」がテレビドラマ化決定しましたが、「新参者」にもこんな話が出てきます。(子供の話のほう)よければ見てくださいね。


疑問としては、籠釣瓶(刀)を2階に上げますよね。(持ってあがる、の意)
あれ、なんで上げられるんやろう?
2階には持ってあがったらあかんはず・・・・?  
預けないとダメなんですよね? 違ったっけ?


「花魁 そりゃあんまりそでなかろうぜ」「花魁」をどういう風に、発せられるのかな?と楽しみにしてたのですが、そんなに力は込められてなかった。(もちろん、込められてるんですけども)
「そでなかろうぜ」も大事だと思うのですが、「花魁」も大事・・・だろうな、と勝手に思ってたもので。全体的に同じようなーー我慢に我慢を重ねて押し殺すようなーー感じ、調子?だったと思います。ここだけ、もう1度、聞いてみたいな。DVDないんだろうか? (^^;
でも、ここって花魁っていうんですよね。八ッ橋とは言わないのね。名前で呼びそうな感じがしないではないんですけども、やっぱり花魁なのかなぁ。。。。。こっちが客なんだ、とわからせるためのものなんでしょうかね?


一言、一言、発するのって、正解がないですよね。
お客さんと一体になれたときが、多分、一番の正解なんだろうか?



いずれにしても、よかったです。籠釣瓶。
また観たいな。うん。





最後まで読んでくださってありがとう。
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by akikoj-happy | 2010-02-21 14:36 | 芝居 | Comments(0)

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