降り積る、雪にはあらで恋といふ、 伊達娘恋緋鹿子  2

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降り積る、雪にはあらで恋といふ、
その愛しさの心こそ、いつかは身をば、崩れはし。




・・・(中略)




今夜中に届ける事が叶はねば、吉三様はやつぱり切腹、ハア 悲しや、
コリヤ何とせう、どうせう」と、立つたり居たり気はそぞろ更け行く空の恨めしく、
鐘鳴る方を睨みつけ、拳を握り歯をかみしめ、ただうつとりと立つたりしが、
ふつと気のつく表の火の見、
「オオさうじや、アノ火の見の半鐘を打てば、出火と心得町々の門々開くは定。
思ひのまゝに剣を届け、夫の命助けいで置かうか。
鐘を打つたるこの身の科、町々小路を引廻され、焼き殺されても男ゆえ、
少しも厭はぬ大事ない。
思ふ男に別れては所詮生きてはいぬ体、炭にもなれ灰ともなれ」






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Commented by akikoj-happy at 2010-11-15 10:38
詰りますね。特に、最初と最後が。
これしか選択肢ないですものね。
by akikoj-happy | 2010-11-07 16:30 | 芝居 | Comments(1)

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