人間万事塞翁が丙午(ひのえうま)


人間万事塞翁が丙午    青島幸男

1981年 上半期
第85回 直木賞受賞作品です。


いつも本を貸してくださる、Sさんにお借りしました。
馬ではなくて、丙午。


帯には

人間味ゆたかであけっぴろげ、お調子ものや慌てもの、そしてもちまえの逞しい生活力ーーこれが下町っ子の心意気だ!

呉服問屋が軒をつらねる日本橋掘留町の仕出し弁当屋<弁菊>をとりしきる愛すべき女ハナと、彼女をめぐる愉快な人びと。戦中から戦後へ、激動の昭和を生き抜いた庶民の哀歓を写す、笑いと感動の物語。



と宣伝してあります。 
確かに、そんな本です。

よく「ほろりと来る」とか「ほろりときたね」とか言いますが、「ほろりとくる」作品です。
ほろりと来た私は、電車のなかで泣きそうになりました。
最初から最後まで、カラッとしてて、全然湿った感じではないのです。
さすが、江戸っ子?
うーん、だからほろっときたのかなぁ?


召集令状がくるということは、やはりそれ相応の男性ですね。
この男性というのは、誰かの息子であり、誰かの夫であり、誰かの父親でもあるわけです。そんな人に、赤紙というのはやってくるわけですね。
彼、彼の家族、そして家族以外の彼を取り巻く人々。
この赤い紙きれ、1枚がどれだけ回りの人たちに影響を与えるか?
召集されて、皆の気持ちが沈んでしまうのですが、そこは江戸っ子。
てんやわんやの大騒ぎ。。。

自分でも残念なのですが、これ以上は、ネタバレになるのでやめておきます。

次男さんが早稲田に進学されるので、あー、これが青島さんなんや、と。
作者のお母さんが、モデルですね。

ほろりとくる、を初めて実感した本でした。
是非、どうぞ。


追記   わたしは、おばあちゃんが好きです。ぷぷぷっ。
      「いじわるばあさん」のモデルって、多分この人!?
[PR]
by akikoj-happy | 2008-07-19 14:37 | 書籍・マンガ

お稽古日記、すきなこと、すきなもの、すきなひと


by akikoj-happy
プロフィールを見る
画像一覧