緒形 拳

太閤記の秀吉も必殺・仕掛け人も見てないですが・・・・・・。

火曜日は、母の
「緒形拳、死なはったわー!」
で起こされました。



2004年 夏号  きものサロン  より抜粋


吉田日出子さん(ホステス)と緒形拳さん(ゲスト)の対談です。



吉田ーーー  緒形さんって、すごいんだもん。 女っていうのをよく知ってる。私が緒形さんの奥さん役をやったとき、怒っている様子を、どう表したらいいだろうと思っていたら、指にツバをつけて障子に全部穴開けてごらんって。あれは、びっくりした。

緒形ーーー  あのね、待っても待っても旦那が帰ってこない。どうも怪しいところへ行ってるらしいと奥さんが思うんですね。それで、障子に当たって、指でみんな穴開けて。旦那が帰ってくるまでずーっとやってる。ビリビリに破かないところがミソかなって。そうすると、女の嫉妬心なんていうのが、柔らかく出るかな、と。キーッとかキャーッていうのは当たり前だから。ユーモアみたいな、ぼかしみたいなものがないと。あまりストレートでもなく、かといってエキセントリックでもなく。

吉田ーーー  びっくりしちゃいました。そんなのね、誰も思いつきやしないもの。

緒形ーーー  楽しかったね、あれは。 せっかくデコ(吉田さん)がやるんだからね。何かそこにおかしみがあったらいいと考えたわけですよ。

これを読んだときに、鳥肌が立った、というのは少しオーバーですが、結構な衝撃を受けたのです。表現するって、何て深いのか、難しいのか、と。と同時に、緒形拳って、何てすごい人なんだろう、と。


以前、芸術劇場で一人芝居を放映してたと思うのですが、気がついたときには遅くて・・・・あのときほど、新聞をちゃんとチェックしてないことを悔やんだことはなかったです。
昨日もNHKでの最後の作品を再放送していました。「帽子」というタイトルで、呉市に住む、帽子職人のお話でした。真剣なんだけど、どこかひょうひょうとしてるというか、茶目っ気があたっというか・・・・、そういうところが、時折、ふっと顔を出すんですね。上記の対談でもおっしゃってたように、どこかにおかしみが込められてたように思います。どこか悲しいおかしみというか・・・こういうのをユーモアというのかな?緒形さんのお人柄でもあったんでしょうね。。。。。

今週は、家に居る時は、テレビをよく見て泣いてました。
つい最近、番組の宣伝のCMで久しぶりにお見かけして、髪の白さにまたショックを受け、・・・また、えらいやせはったなぁ・・・・?と気にはなってたのですが、これからは、おじいさんの役でまた見られるんやろうなぁ、と思っていた矢先の訃報でした。
もう、本当に、本当に惜しい人を亡くしたなーと思います。
もっともっとご活躍を期待してたので、本当に残念です。
ご冥福をお祈り致します。
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by akikoj-happy | 2008-10-11 12:42 | 映画・ドラマ | Comments(0)

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