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お稽古日記、すきなこと、すきなもの、すきなひと

by akikoj-happy

ボレロ

同じ金曜の「芸術劇場」です。

●「永遠に咲く花の如く-梅若六郎とプリセツカヤ 世界遺産に舞う-」
<出 演> マイヤ・プリセツカヤ(バレリーナ)
       梅若 六郎(能楽師)
       藤間 勘十郎(日本舞踊家)
<演 目> バレエ「アヴェ・マイヤ」
能・バレエ・舞「ボレロ・幻想桜」
<収 録> 2008年3月30日
京都・上賀茂神社(賀茂別雷神社)細殿 




最後の舞台終了後のマリヤさんのインタビューで
「私の体が完璧だったことは1度もありません。背中を何度も痛めたし、ふくらはぎには手術の痕があるし、くるぶしも2年ほど痛めてました。」
「(何のために踊るのか?とたずねられ)その答えは、私が答えるのではなく、皆さんが答えを探してください」
先の答えにガーン!とショックを受けたのでした。

六郎先生が、部屋で彼女のバレエのビデオを見られるシーンがあったのですが、その踊りが今から10年以上前のものだときいて、大変驚きました。この時点で70は過ぎておられたので。1925年生まれなので、80は超えておられますね。ご本人が登場されて、また驚く私。はっきり言って、全然そんなお年に見えませんでした。。。。。。
踊ってらっしゃる映像を見てると、空気まで身にまとってらっしゃるようで。団のトップになると、空気まで変えてしまわれますが、まさにそのとうり。
手首が硬くて困っている私としては、手首に目が釘付けでした。(^^;
左より右のほうが手首硬いんですね。いま、「蓬莱」で大変困ってるのです。とほほっ。

六郎先生の舞台は拝見したことないのですが、勘十郎先生は何度か。
初めて先生の舞台を拝見したのは、日曜の「題名のない音楽界」でした。福助さんがご出演だったのですね。そのときの踊りのしなやかさ、たおやかさに大変感激しました。福助さんの後ろで踊ってらっしゃた先生に、もう目が釘付け。(^^;  しばらくは、何度も何度もビデオを見直したものです。
一度、六郎先生の舞台も是非、拝見したいですね。
久しぶりに、能にも行きたいですね。 
今月はもう無理だけど、さ来月あたり・・・・なんて。

本番の舞台は、やはりそれだけの技術をお持ちの方々ばかりだから・・・・・というのが感想です。昔、NHKの「人間国宝 二人」で「あっちはあっちで勝手にやる、こっちはこっちで勝手にやる。ただそれだけや。(それでも合う)」とは、吉田玉男と竹本住太夫のコメント。お二人とも同じことを言っておられました。このコメントを思い出したり。。。。。

踊るということについて、大変考えさせられた「芸術劇場」でした。
by akikoj-happy | 2008-05-04 12:43 | 日本舞踊 | Comments(0)